【 サブ録 – Vol.4 – 】

本日はR2バンのお話をしましょう🚘

エンジンがロックしたR2バンの修理がおわり、エンジン試運転をした。

回復したかのようにすんなり始動したかに思えたが、どうやら片排のような現象だ。

※片排…2気筒の内、1気筒が死んでいる状態の事

片排現象を解決するために以下の手順で1つずつ確認をしていく。

【1】プラグを点検すると、1#が濡れていた(2#は正常)

【2】1#プラグを新品に交換した。→点火系、キャブ、ポンプ、圧縮圧力を確認したが再度始動するも現象は変わらず。

【3】リードバルブを点検する為、キャブ、フューエルホースを外し、フューエルポンプのバキュームパイプを外したら数滴のガソリンが滴り落ちた…。→ まず、リードバルブに異常がない事を確認した。リードバルブを外すとクランク室が丸見えで、1#側のクランク室だけがガソリンで濡れていた。(バキュームパイプは1#クランク室から取っている)

なんとなく…原因が見えてきたようだ👀💡

【4】フューエルポンプのダイヤフラムを点検すると、やはり濡れいている形跡があったのでダイヤフラムだけ交換した。すると…かえって調子が悪くなり、回転を上げた後のアイドリングがふらつき、ストールするようになってしまった。…どうやらダイヤフラムを交換したことで、動作が正常となり燃圧が高くなってしまい、燃料の行き過ぎが原因と思われる。→ポンプのスピルバルブを点検したところ、動作不良を起こしていた(燃圧はスピルバルブで0.2〜0.3kg/㎠に調整されている)

【5】再度始動を試みたら、アイドリングのふらつきとストールは解決したが、1#プラグは濡れたまま…。

あとはクランクシールが”オオゴト”になる予感…

【6】確認のため、タイミングライトを使用して点火時期を調整した1#プラグコードにピックアップを取り付けて確認したところ、タイミングライトがばらつき、測定しづらいことが分かった。(2#プラグコードは正常だった)→プラグに火花が飛んでいないようである。

【7】最後に1#プラグと2#プラグを振り替えてつけてみたところ、今度は2#プラグが濡れていた。→ここではじめて”点火プラグの不良”に気づいた。(新品のプラグだったのに…)

◆◇◆ 岡田のつぶやき… ◆◇◆

一度濡れた点火プラグはシリンダーの高い圧力の中では、稀に火花が飛びづらいことがある…が、今回は違った。フューエルポンプの不良は、ダイヤフラムからの燃料漏れとスピルバルブ(燃圧を調整するためのバルブ)の動作不良で、奇跡的に燃圧のバランスが取れていたと考えられる。

旧車は全てのパーツが同じ年月を過ごし、全てのパーツが同じように劣化するため、稀に奇跡的にバランスがとれて普通に走れる事がある。

その場合、どこかを新しいパーツにする事によって、奇跡のバランスが崩れてしまい、アッチ・コッチと不調が出てくる事がある。

定期的にメンテナンスを行いましょう🚘✨