【サブ録 – Vol.3 – 】

本日はSUBARU360ダイエットのお話です🐞

SUBARU360は軽量化のために多数の工夫をしています。

車両重量の最大のものはボディーで、

モノコックボディー(フレームレス)を採用し、

外板は0.6mmと薄い鋼板で曲面を多くして剛性を上げています。

フロアーは当時群馬大田の空襲で生き残っていた2,000トン水圧プレスを使い、複雑なビードを作り出して剛性を上げたり、ルーフは当時は高価だったFRPを使い、リヤウィンドウはアクリル板を使用して軽量化に貢献しています。

しかし、強度と安全性を考えてフロアーの真ん中には一本フレーム(厚い鋼板1.6mm)太いボックス型バックボーンを前から後ろまで通してあります。いわば背骨のようなものでサスペンションの反力をとるのに必要であり衝突時の衝撃を支える役目もしています。※ボックス型バックボーンとは……別名センタートンネルとも呼ばれていて、中は空洞になっています。この空洞の中にはチェンジロッドやクラッチ・アクセル・ブレーキワイヤーなどが入っています。

センタートンネルを活用する事によって、スペースを有効活用しているんですね。

様々な知恵と工夫がとても魅力的です🐞