【 サブ録 – Vol.10 – 】

本日はオイルポンプの話をしましょう。

SUBARU360のエンジンには、回転しながら往復運動をするプランジャーポンプ(三国工業製)を使用しています🐞✨

このポンプは、アクセル開度とエンジンの回転数によってオイルの吐出量が決まります(アクセル小/エンジン低回転では少量のオイル・アクセル大/エンジン高回転では多量のオイル)

このポンプはメインプランジャーだけでは、非常に能力が大きくなるのでデファレンシャルプランジャーでオイルの吐出量を非常に少なく軽量して、微量ポンプとして使用しています。

ちなみに、SUBARU360のオイルポンプとヤングS/SSのオイルポンプの違いはデファレンシャルプランジャー径の違いだけで、SUBARU360は11.835mm、ヤングS/SSは11.7mmとなっており、ヤングの方が0.135mmほど、微妙に小さくなっています。

ポンプの見分け方は、ヤングS/SSには本体に”C”の刻印が押してあります🐞

また、プランジャーガイドの摩耗は0.15mmを超えるとポンプの吐出能力が許容値以下になるので交換を必要とします。(0.15mm摩耗するのに、5万~7万km走行できます🚗)

部品が入手困難な方はワッシャーをペーパーで削り、プランジャーガイドの当たり面を変える事で対応可能ですよ🛠✨

ポンプの出口にはチェックバルブが取り付けられており、長時間停止しておく場合にオイルがエンジンの中に流れ込むのを防止しています。

  • OKADA マニアック豆知識 –

余談ですが、この三国工業のマークですがカタカナで”ミクニ”、初期のものは”びくり坊やの顔と数字で392(三国)”と刻印されています。

びっくり坊やが正式名称かは、定かではありませんが

当時は皆”びっくり坊や”と呼んでいたと記憶しています。

みなさんはなんと呼んでいましたか?👦🐞